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猫を保護したら

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あなたの勇気で一つの命を救えます。勇気をもってあと一歩踏み出してください。

またたび家では、行政施設、多頭飼育崩壊現場、被災地からの保護などでシェルターは常に満員状態のため、原則的に個人の方からの動物の引き取りは行っておりません。
新しい飼い主探しで困っている方やお問い合わせのあった方へは、里親探しのノウハウを提供し、できるだけご自分で解決できるようにお手伝いをしています。
「もらい手が見つからなかったらどうしよう・・・」と悩む前に、以下の方法を参考にして、まずはご自分で里親探しをしてください。
そこにいる猫たちの運命(生命)は、あなたの努力で決まります。

※保護するのには限界がありますが、飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施し、一代限りの命を見守ってゆくという方法もあります。 TNRの際の捕獲器の貸し出しや、さくらねこについては、所沢さくらねこ診療所のページもご覧ください。

 猫を保護したら・・・

    ★まずはあなたの手もとで保護しましょう★

  • 保護できる場合は、あなたの手もとでー時的に保護してください。
  • どうしても、ご自身が保護できない場合は、あなたの知人などに声を掛けて探してください。
    猫がいた辺りに、その猫を 気にかけている人がいたり、最寄の動物病院に相談するなど、協力者になってくれるかもしれません。

  • 飼い主探しはあなた自身が責任を持って行なうこと。
  • 万一飼い主が現れなかった場合もあなたが責任を持って新しいもらい手を探すことが必要です。

  • 猫を保護したら、まずは動物病院で診察をしてもらい、以下の内容を調べ、正しいアドバイスを受けてください。
  • ・推定年齢
    ・性別や体重、脱水症状や怪我など、体調の悪い所がないかどうか。
    ・マイクロチップが装着されているかどうか。(乳飲み仔以外)
    ・ノミ・耳ダニ・検便の基本健康診断⇒必要があれば投薬・治療をする。
    ・不妊去勢手術がされているかどうか。⇒猫の様子や時期をみながら手術をしてあげましょう。
     ※猫の繁殖能力の高さから、最近は早期(体重1キロ~)の繁殖制限を推奨しています。

  • 最初はケージ、もしくは隔離できる部屋で飼育して様子をみましょう。
  • 保護したばかりの猫は猫風邪をひいていたり、感染症にかかっている場合があります。特に先住ペットがいる場合は、接触を避けるようにしましょう。特に成猫を保護した場合は、喧嘩になる場合もあります。

  • 飼い猫の可能性もあります。
  • 最寄の警察、保健所、管轄のセンターに届出をしてください。
    飼い主からの迷子届けが出ていないかどうか確認を取ってください。
    全国の収容動物検索サイトを確認することも可能です。(掲載されていない場合もあります) http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/shuyo/index.html

    ★「新しい飼い主の探し方」をご覧いただき、まずはご自身で飼い主を探す努力をしてください。




 特に気をつけたい仔猫の一時保護について

 【乳飲み仔の場合(生後3週間ぐらいまで)】

  • 子猫が母猫と一緒にいたら、引き離してはいけません。でも1匹でいたらその子猫は誰かにそこに捨てられたのでしょう。他の子猫がいるかどうか付近を捜してください。少し離れた所にまだ他にもいるかもしれません。 もしあなたに子猫に食べ物を与えたり、脱水症状の兆しに気付くなどといった子猫を扱う経験が十分ない場合、すぐに獣医に連れて行ってください。

  • 子猫は暑さや寒さにさらされると簡単に死んでしまうことがあります。子猫を程よい気温の部屋やかごに入れて暖めてあげてください。また、簡単に脱水症状を起こしますので、飲みやすいように注入器を使って水分を与えるとよいでしょう。薄い砂糖水やペット用のミルクが適しています。切り傷や擦り傷、こぶや腫れがないか、よく観てください。小さな切り傷は膿んでしまい、あっという間に死に至ることがあります。

  • 子猫は3~4時間ごとにミルクが必要ですが、夜間は難しいので、寝る前に最後のミルクをあげ、朝一番にまたあげてください。牛乳は与えてはなりません。下痢をして酷い時には死んでしまうこともあります。ペット用のミルクと哺乳瓶、吸い口をお勧めします。

  • 子猫は自分で排泄することができませんので、授乳の後ですぐにおしっこをさせる必要があります。ティッシュペーパーを持ち、局部を軽く何回か叩きます。そうすれば尿がティッシュペーパーに流れてきます。便の様子には特に気をつけてください。離乳前の子猫は毎日便が出るとは限りません。便が水溶性であったり出血が見られる場合は、獣医さんに連れて行き治療を行ってください。

  • 十分な母乳を飲んでいない子猫は、免疫が不十分なために通常は問題のない細菌にたいして脆弱(抵抗力が弱い)です。成猫は自分で毛づくろいができますが、子猫はできません。シャンプーは負担になります。塗らしたタオル等で優しく汚れをふきとってあげましょう。

★仔猫は繊細で体調の変化が激しいので、仔猫に詳しい獣医と直接会い、具体的なアドバイスや治療を受けましょう。


【離乳食の作り方(生後3~4週目から:1日3~4回)】

上下に歯が生え始め、自力で排尿・排便できるようになったら離乳の時期です。離乳食を少しづつ与えて切り替えていきます。
子猫用缶詰や子猫用ドライフードをすり鉢などですりつぶし、ペット用ミルクでドロドロになるまでふやかします。
口の中に指で少量上あごに塗るように入れてください。 最初は初めて口にするものなので嫌がることもありますが、味に慣れてくれば自ら進んで食べてくれるようになります。
離乳食も特に夏場は傷む可能性がありますので、離乳食をあげるたびに作ってあげてください。
自力でトイレに行かれなくても、この頃からトイレをお部屋やケージの中に置いてください。
ミルクを飲んだ後や離乳食を食べた後などに子猫をトイレに入れてみて、自分で猫砂をカシカシ掘りはじめる仕草が見られてくるかと思います。



 【仔猫の場合(生後4週目ぐらいから1歳まで)】

  • 歯が生えそろい、体重が500g以上になっている場合は、離乳食から固形のドライフードにも興味がわき、食べ始めるようになります。

  • 生後5週目ぐらい、体重が600~700g以上になっている場合は、子猫用のドライフードが食べれるようになるので、置き餌もできるようになります。清潔なトイレ、フード、水を用意しましょう。

  • もし便がゆるい場合は、お腹に寄生虫がいる可能性もあります。動物病院で検査をしてもらい、必要であれば駆虫薬をのませましょう。

  • ノミの駆除については、可能な限り動物病院で診察してもらった時に適切に駆除をしてもらいましょう。

  • 1歳までは社会性を身につける重要な時期になりますので、兄弟が居る場合は寝食を共にして遊んだり喧嘩したりしながら里親が見つかるまで社会性を身につけさせましょう。病気や感染症の不安がない場合は先住猫と暮らさせるのも良いでしょう。

  • 不妊・去勢手術は、生後5ヶ月~10ヶ月ぐらいの間にするのが適当です。獣医師に相談しましょう。
  • ※猫の繁殖能力の高さから、最近は早期(体重1キロ~)の繁殖制限を推奨しています。
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